Photoshop CS6 は Windows11で動く? CCにアップグレードすべき?

これまで10年近く「Photoshop CS6」を使い続けていたのですが、4KディスプレイやWindows11の登場など作業環境が変化してきた事に合わせて「Photoshop CC」にアップグレードする事にしました。

この記事は、これまで通りCS6を使い続けようか、CCにアップグレードしようか迷っている方に向けた記事となります。

CCはもちろんCS6よりも良いんだろうけど、追加費用を払ってまで契約する価値があるのか?
Photoshopを実際にゲーム制作に活用している著者が「CS6」と「CC」の両方を使ってみた上で感じたメリットとデメリットを踏まえて解説いたします。この記事が悩めるクリエイターの参考になれば幸いです。

この記事を書いた人
蔦森くいな

「生計を立てられる個人ゲームクリエイター」を目指す中で得られた知見やノウハウを記事にしていきます!

◆コンテスト受賞歴◆

  • ニコニコ自作ゲームフェス:大賞×2
  • えんため大賞:優秀賞
  • ふりーむコンテスト:最優秀賞

◆お仕事歴◆

  • ドワンゴ公式ゲームのシステム開発
  • 動画配信者様オリジナルゲーム制作
目次

Photoshop CS6、Photoshop CCとは

そもそも、「Photoshop CS6」と「Photoshop CC」とは何なのか?

現在は販売終了となっていますが、Photoshopが「CC」になる前のバージョンが「Adobe Creative Suite(クリエイティブ スイート)」略して「CS」シリーズだったのです。その最後のバージョンとなるのが「CS6」というわけですね。

現在手に入る「Photoshop」は「Adobe Creative Cloud(クリエイティブ クラウド)」略して「CC」のみとなります。「Photoshop CC」は「CS」シリーズのような数字のバージョン番号ではなく、「CC(2022)」のような年号表記でバージョンが記載される事が多いです。

使用期間と費用の違い

「Photoshop CS6」は買い切り方式のソフトとなり、一度購入代金を支払えば、PCが使えなくなるまでは一生使い続ける事ができます

対して「Photoshop CC」はサブスクリプション方式のソフトとなりますので、年間契約もしくは月契約で、契約中はずっと定期的に使用料金を支払い続ける必要があります

この違いが「CC」にアップグレードするかどうか、一番の悩みどころですよね。使用期間が長くなれば長くなるほど、「CC」の費用はかさんでいってしまうのです……。
ちなみに、「Photoshop CC」をとにかく安く使いたいという方はこちらの記事に詳細を記載していますので、参考にしてください!

「CS6」はすでにアップデートのサポート終了

「Photoshop CS6」はすでにアップデートのサポートが終了しており、今後新しいOSが登場しても対応は保証されていません。実際に使ってみて動くかどうか試してみるしかありません。

ところで最近新しく登場したWindows 11 においてはどうでしょう?「Photoshop CS6」はまだ正常に動作するのでしょうか?

結論から言いますと、「Photoshop CS6」はWindows 11 でも使えます

細かく全機能を試したわけではありませんが、著者がゲーム開発に使用している必要な機能においては全て正常に動作しています。これから「Photoshop CC」に一生課金するのが厳しいと感じる方は、無理せず「CS6」を使い続けても良いというのが自分の考えです。ただし、先述の通りアップデートのサポートは終了しておりますので、いつ使えなくなるかは分かりません。

「CC」だけの新機能やツールが追加

「CS6」と「CC」は基本的なツールや使用方法はほとんど同じです。通常の使用においては「CS6」だからといって不便を感じる事は少ないでしょう。そもそも「CS6」でも十分高性能なソフトです。

ただし、近年は人工知能(AI)の発展がめざましく、「CC」で強化された自動選択ツールなどは非常に利便性が良いです。写真加工など複雑な画像を処理する作業には「CC」の方が満足度が高いかもしれません。ただ、著者のようなゲーム用画像の調整といった用途がメインの場合はそれほど多くの恩恵があるわけでもありません。

JPEG形式が綺麗なままでファイルサイズが小さい

「Photoshop CC」では、画像の書き出し方法が新しくなっています。(CS6までの書き出し方法も利用可能)
著者が「CC」に魅力を感じたのはこの点です。

特に、JPEG形式での書き出しは以前よりも綺麗なままでファイルサイズが小さくなっています。

ゲームに使用する画像、特にブラウザゲームにおいてはファイルサイズが小さければ小さいほど読み込みパフォーマンスが良くなります。その代わり、サイズを小さくすれば小さくするほど画像は汚くなる(荒くなる)というトレードオフの関係があります。それをなるべく綺麗なままで、小サイズに書き出しできたら素晴らしいですよね!

これまではPhotoshopからは高画質で書き出して、別のツールを使ってサイズを減らすといった作業が通常でしたが、Photoshop単体である程度納得のいく書き出しができれば効率的です。

各種パフォーマンスが向上(高速化)

近年は技術進化のスピードが速く、「CS6」が登場した当時と比べるとPCの性能は飛躍的に向上しています。その性能を余すこと無く活用するためには、ソフト側の対応が必要です。つまり、アップデートのサポートが終了してしまった「CS6」よりも、常に最新バージョンが使える「CC」の方がソフトの動きが高速になるという事です。

例えば、著者が使用しているスクリプトの実行速度を両バージョンで比較してみたところ、「CS6」と「CC」では2倍以上の速度差がありました。

ただし、全ての動きが高速になるというわけではなく、操作によっては「CC」の方が遅く感じる事もあります。その点はPCとの相性なども関係してくるのかもしれません。

「CC」は4Kディスプレイの拡大表示に対応

これも著者が「CC」にアップグレードしようと思った決め手の1つです。

「CS6」時代は4Kディスプレイなんて普及しておらず、フルHDまでが一般的でした。なので4Kディスプレイでの拡大表示には対応していなかったようで、「CS6」を4Kディスプレイで使用したところ、アイコンや文字がとてもとても小さく表示される事態に……。(4KディスプレイはフルHDと比べてドットの大きさが4分の1)

そのままではレイヤーを追加するのも目を細めて慎重にマウスを動かすといった細かい操作が必要なので、さすがにストレスになってきました。「CC」は4Kディスプレイの拡大表示に対応していますので、そのような事はありません。

なお、拡大表示といっても編集している画像は4Kディスプレイならではの精細な表示がされますのでご心配なく。

「CS6」のスクリプトは「CC」でも使えます

著者が一番懸念していたのはこれ。「CC」にアップグレードすると、今まで作業に使用していたスクリプトが動かなくなるんじゃないかといった心配です。

が、実際に「CC」でスクリプトを動かしてみると、これまで通り正常に動作してくれました。もちろんスクリプトの内容によっては動かないものもあるのかもしれませんが、著者が試したスクリプトにおいては問題なく動いてくれています。

「CC」の導入とともに作業が中断され、スクリプトの修正作業が発生するんじゃないかと心配しましたが、その不安が解消されて安心しました。

まとめ

以下に今回のまとめを表にしてみます。「Photoshop CC」を検討している方の参考になれば幸いです。

スクロールできます
Photoshop CS6Photoshop CC
使用期間と費用ずっと使える毎月支払い
アップデート終了契約中対応
新機能追加されない追加される
パフォーマンス良好高速
4Kディスプレイ拡大非対応対応
スクリプト互換性問題なし試した限り良好
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