Synology NAS 「DS218+」活用テクニックまとめ

目次

前提知識

  • RAID0:同容量のHDDを2つ組み合わせて、倍の容量と速度の1つのHDDと見なすシステム
  • RAID1:同じ要領のHDD2つをミラーリングして、片方が壊れても復元できるようにする
  • SHR :Synology Hybrid RAIDの略。1つ以上の容量の異なるHDDを容量の無駄なくミラーリングできる。1つ壊れてもOK。

ただしRAIDシステムはバックアップではなく冗長性を高めるもの。NAS自体が壊れれば中身も取り出せなくなる可能性あり。

RAIDを構築しない「BASIC」を選択したHDDも直接Windowsからは見られないので、NASの外部バックアップは必須。

NASをセットアップする

[Synology NAS入門【手順その1】HDDの組み込み、DSMセットアップ | 株式会社アスク https://www.ask-corp.jp/guide/synology-nas-start-guide-part1.html]

 標準アプリケーションを全てインストールしておくと自動的に必要な共有フォルダが作成されるので良い

エクスプローラーから直接NASの共有フォルダにアクセスするには「ネットワークドライブ」を利用する

共有フォルダを作成する→[Synology NAS入門【手順その2】DSMの基本操作、ファイル共有手順 | 株式会社アスク https://www.ask-corp.jp/guide/synology-nas-start-guide-part2.html]

個人的フォルダ構成

 個人ファイルは標準で用意されている「home」フォルダに保存していく。

 家族共有ファイルは「photo」「video」「music」に保存。

  • 「Synology Photos」の個人スペースには「home/Photos」フォルダに保存された画像が、共有スペースには「photo」フォルダに保存された画像が表示される。
  • 「photo」フォルダの下に家族それぞれのアップロード用フォルダを作成し、それらの書き込み・読み込み権限を各人専用にしておけば、他人がアップロードしたファイルを改変する心配なく家族の共有スペースが作れる。
  • Video Stationアプリから「photo/家族アルバム」「video」フォルダを参照する設定にしておくと良い。

スマホからNASにアクセスする

「DS file」アプリでスマホからファイルにアクセスする

  • アプリをダウンロードして開くとログイン画面になる
  • 「QuickConnect ID」を入力。アドレスではなくIDだけでOK。NASのコントロールパネルで確認できる。
  • 「アカウント」と「パスワード」を入力。Synologyアカウントではなく、NASの管理者orユーザーアカウント。
  • 「HTTPS」と「この情報を記憶する」はONでOK

「DS video」アプリでスマホから4K動画を再生する

  • アプリをダウンロードして開くとログイン画面になる
  • 「QuickConnect ID」を入力。アドレスではなくIDだけでOK。NASのコントロールパネルで確認できる。
  • 「アカウント」と「パスワード」を入力。Synologyアカウントではなく、NASの管理者orユーザーアカウント。
  • 「HTTPS」をONにすると再生できない動画が出る可能性があるのでOFFでOK
  • 「この情報を記憶する」はONでOK
  • 4K動画などサイズの大きな動画を再生する際は、アプリの「設定」から「ビデオコード変換」をONにする。「再生品質」の設定を変更する事でトランスコードの品質を調整する事ができる。

テレビで4K動画を再生する

Synology「メディアサーバー」でDLNA対応テレビに4K動画をトランスコードする

  • NASの「メディアサーバー」アプリケーションの「DMA互換設定」を開く
  • 「ビデオ変換を有効にする」にチェックマークを入れ、ファイル拡張子に「mp4」を追加する

音楽をAudio StationとiTunesを組み合わせて管理する

[https://mizuka123.net/7363/ Synology Audio StationとiTunesを組み合わせて音楽管理を行う]

「Synology Drive Client」でPCフォルダをNASにバックアップ

https://kb.synology.com/ja-jp/DSM/tutorial/How_to_back_up_data_on_my_computer_using_Drive

バックアップしたいフォルダを、バックアップ元フォルダに指定してバックアップタスクに登録する。

※Desktopフォルダに日常の作業ファイルを全て置き、そのDesktopフォルダをNASに自動バックアップすると捗る(作業ファイルはSSDで動作させないと効率悪いため)

「継続的バックアップ」を選択すると、ファイル変更時に自動的にバックアップされる。

「バックアップルール」からバックアップしない拡張子は全て削除し、全ファイルをバックアップ対象にしておくと安心。

また、「プリフィックス”.”を持つファイルとフォルダをバックアップ」にチェックしておかないとVSCode設定ファイルなどがバックアップできないのでチェック!

「リモートのバックアップ先フォルダにローカルで削除されたファイルを保存する」のチェックは外す。不要なファイルが溜まって紛らわしくなるため。

バックアップしたファイルを、以下の「Snapshot Replication」でバージョン管理する事で紛失リスクを回避する。

※「Synology Drive Client」には最大32バージョンを復元可能な同期機能もあるが、同期精度に難あり。バックアップに特化させる方が安心。

「Snapshot Replication」でバージョン管理

共有フォルダにスナップショットを予約して、いつでもそのバージョンを復元できるようにする。

「スナップショットを検出できるようにする」オプションをONにしておくと、エクスプローラーからも個別の過去ファイルを取り出せるようになる

NASに保存したデータを外付けHDDにバックアップする

その他参考リンク

[https://www.ask-corp.jp/guide/synology-nas-start-guide-part4.html Synology NAS入門【手順その4】多彩なマルチメディア機能(写真、動画、音楽) | 株式会社アスク]

[https://chasuke.com/synology_app/ Synology NASで使える便利な設定&パッケージまとめ – CHASUKE.com]

[https://news.mynavi.jp/kikaku/20190305-766843/ 知らないと損! Synology社員が教えるNASの裏ワザ【後編】クラウド連携やデータ管理はNASにお任せ | マイナビニュース]

[http://wp.wataridori.space/synology_nas_public_html 【ローカルでHTML公開】SynologyのNASでHTMLを公開してみよう | 渡り鳥の巣]

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